花筏 はないかだ 小話

花筏

一匹の鯉がおよいでいて、頭上に、花びらがいかだのように浮かんでいました。
鯉は、このいかだをおいしそうだとおもいました。たくさんパンくずが浮かんで
いるように見えたのかもしれません。
食べてみると瞬間はきだしました。
まったく鯉のくちの中はセンサーが付いているのでしょうか
食べ物でないことは、すぐわかりました。

たくさんの花びらが降る季節がくるたびに
鯉は残念な気持ちになるのでした。

あれがぜんぶ食べ物だったらなぁと今年もため息をついています。

先日、花びらを食べている鯉を目撃して、こんな小話を考えてみました。