ノアールとセピア 短いお話、第三夜 透過忘失

回遊透過

身も心も透過して記憶が流れ出ていくと
紳士のセピアは目をつむり静かにまわりをながめてる

羊のひつじが立っていて、林檎が3つなっている

数年前のプラットホームから
自分が自分を眺めている

そろそろ空気が、満ちてきて
泡立つような音がする
なにかが空気を寄せてくる
しづかにゆっくりやってくる。

あしたにつづく