ノアールとセピア 短いお話、七夜 さかさまの

さかさまの

とりかご男は、遠くを見ています。
紳士のセピアは、
「もし、君が誰かに閉じ込められたら?喜ぶかい?」と言ったのです。

「もし、青い鳥が君の幸せなら、どこかに飛んで行った方が飛んで行った所で幸せになってたら」
「うまく言えないけど、いなくなっても幸せな気持ちにならないかなぁ」

とりかご男は、遠くを見ています。

さかさまに雨が降っていや登りはじめました。

さかさまの雨は、もとの次元に戻る前ぶれかも知れません。
セピアは、とりかご男の目をじっと見つめました。

 

 

あしたにつづく